精神科医が意識低く赤ちゃんを育てるブログ

非医師の超転勤族の夫(育休2か月→復帰)と0歳児とモタモタ暮らしています。

私が産後クライシス回避に成功(?)した5つの対策

 

子供を持つにあたっての懸念事項

子供をもつにあたっての一番の懸念事項は、

夫と仲が悪くなったらどうしよう

でした。 

 

子供を持つと夫婦の幸福度は下がる といわれているからです。


president.jp

 

 

「子供を持つことで、狭義の『自分の人生』が邪魔されたと思うことが何度もあると思う。それでも欲しいかな」

 

と夫に繰り返し確認し、自分にも同じ質問を繰り返した結果、

 

それでも良い

 

という合意にいたり、妊活を始めることとなりました。

 

産後クライシス対策の必携本

とはいえ、子を持てば幸福度が下がることが分かっているのなら、その程度を小さくする対策は必要です。

 

産後クライシス予防のため

精神科関連の文献を読んでみたり

周りの子持ち夫婦に男女問わずしつこくインタビューしまくったり

(みんな愚痴を言いたかったようで、快くたくさん話をしてくれました)

いろいろしましたが、

 

結局、いちばん効果があったのはこの一般書でした

 

「子供をもつと夫婦に何が起こるか」

子供をもつと夫婦に何が起こるか

子供をもつと夫婦に何が起こるか

 

 

この本の良い所は

・冷静に

・男女どちらかに肩入れせずに

書いているところです。

 

(子育て夫妻を扱った書籍のほとんどが女性向けで、感情的に夫を責め立て、「ママは大変だから何をしても良い」かのようなものばかりで辟易としていました→詳しくはこちら)fukafukausata.hatenablog.com

 

この本は数組のカップルが恋人から親へどのように移行していったかを淡々と追い、

彼らの夫婦関係が向上あるいは悪化した要因を分析しています。

 

この本で繰り返し述べられているのは、

 

・夫は、家庭から逃げずもう一歩深く踏み込む

・妻は、子と自分を分離し冷静になる

 

ことが結婚生活を維持するために大事だということ。そして一番は

 

子供が生まれるとより楽しくラブラブになる♡という幻想を捨てる

 

ということです。

 

誰でも、子供が生まれれば素敵な毎日が待ち受けているという期待をしてしまうもの。

 

良い意味で、この本はその期待を打ち壊し、でも、努力次第で夫婦関係を向上させることもできる、という希望を与えてくれるものでした。

 

そしてこの本は、女性に忖度しておらず冷静なトーンなので、男性も読みやすい。夫も喜んで読んでいました。

(感情的な育児情報の氾濫が、ますます男性を育児から遠ざけているんじゃないかなと思うんですよね…)

 

産後クライシス回避のために私がした5つのこと

これらを参考に、私がしたことは次の5つです。

 

1)出産前:とにかく悪い想像をする

2)出産前:夫に、家庭に一歩踏み込むことの重要性を伝えておく

3)出産後:子供と関係ない会話をすすんでする

4)出産後:子と自分を分離し冷静でいるよう心掛ける

5)ずっと:夫と男女の関係を忘れない

 

1)悪い想像をする

私はもともとマイナス思考なので、子供が元気に生まれてくるとは限らない、子供は一日中泣きわめき、私はそれに茫然とし、夫は仕事で遅くまで帰ってこず、夫婦の親密な会話と笑顔は消えていく…といった想像は自然とできました(これはこれで問題)。

このマイナスの想像があったからこそ、出産後の子供の世話は全部「意外とマシ」と感じ、全く辛くありませんでした。

 

2)夫に、家庭に一歩踏み込むことの重要性を伝えておく(生まれる前に)

「あまり聞きたくない話こそ、食い気味で聞くのが良い。逃げ腰で迷惑そうに聞くと相手はますます訴えを強めるが、食い気味で聞くと話は短く済むものだ」

夫へのメリットをちらつかせつつ、子育てや家庭に対して逃げ腰にならないことが夫婦関係の維持に良いだろうことを事前に伝えておきました。夫も私と仲良くやっていきたいと思っていましたので賛同してくれました。

 

3)子供と関係ない会話をすすんでする

夫婦の親密な会話は産後激減すると本に書いてありました。仕事の話や政治の話、最近読んだ本…なんでも良いですが、お互いの考え方に触れられるような話題だとなお良い。そして子育てに関連しない本を読むなど、母ではなく人としての自分を見失わないようにしました

 

4)子と自分を分離し冷静でいるよう心掛ける

子育て関連で夫のやり方を否定したくなったとき、「その文句を言うことで本当に子供の予後は改善するのか、私の気が済むだけじゃないのか」と立ち止まって考えるようにしました。それでも言うべきと判断したときはできるだけ事実を端的に伝えるようにしました。そして根拠が乏しいのに文句を言いたくなった時は「根拠のないことで恐縮だけど、そのやり方だと私が不安になる」と正直に伝えました。

 

5)夫と男女の関係を忘れない

夫は家事もできるしお金も稼げるし寂しがりやでもないので、私なんていなくても困らない人です。そんな夫に私が提供できることって「女のいる人生」にすることくらいかなって。

なので、出産翌日から髪を巻いて化粧して夫のお見舞いに備えたし、夫と一緒の外出時は子供の抱っこは夫にまかせて極力ハイヒールを履くようにしてます。

家事育児をしてくれたときは優しさだけでなく男としての能力の高さをほめ、仕事の話を熱心に聞き、子供への愛情のついでに「大好きなあなたとの子供を産めて嬉しい」という気持ちも伝えていました(これは意識してやったことではないですが、いま思ってみると、、)

 

結果(いまのとこ)

まだ子供は0歳ですが、現時点では産後夫婦関係は全く悪化せず

夫婦喧嘩も一度もなく

いわゆる「ラブラブ」な状態を維持できています・・

 

転勤族で周囲に知り合いはおらず、親の手伝いもないという環境のわりには、

良いスタートなんじゃないかなと思います。

 

産後クライシスには早めの対策を!