精神科医が意識低く赤ちゃんを育てるブログ

非医師の超転勤族の夫(育休2か月→復帰)と0歳児とモタモタ暮らしています。

女は感情的で男は論理的?~両親教室で気付いた、男性への伝え方

「両親教室」という名の罠

妊娠中、役所がやっている「プレママ教室」と「両親教室」に参加しました。

 

名前の通り、プレママ教室は妊婦向けのものです。

両親教室は両親向け…と思いきや、完全に父親向け。つまり、

父親に、母親は大変ですよ、ちゃんと育児しましょうね と伝えるための教室

でした。

 

恐怖のプレママ教室:情緒的/スピリチュアル

プレママ教室に出かけました。

 

車座になって座り、隣の人の手をとってお互いにマッサージをしながら自己紹介。

「赤ちゃんはママを選んでやってきました」などの「感動的な」ポエムの朗読。

小人数グループで苦労話を共有し、ウンウンと笑顔で頷いて共感

プレママ教室はこんな感じでした。それなりに想定内。

 

 

茶番の両親教室:権威主義/論理的(っぽい)

一方の両親教室は、驚くべきものでした。

ビデオをみさせられるんですが、

そのビデオが東京大学の研究によると」と、東大の赤門の映像から始まるんですね。

そうこうしているうちに、唐突に「ニューヨークでは」と、マンハッタンの高層ビルが画面いっぱいにうつり、青い目をしたドクター何某が大きな身振りで語り始めます。

 

内容は、たいしたことはありません。ただ「お父さんも育児に参加したほうが良いですよ」それだけです。

なにやら機械でデータをはかったりしていますが、そのデータが本当に臨床的意義のあるものかは不明ですし、

何例かのケースシリーズですので統計学的有意差もなく、

はっきりいって全く科学的とは言えないビデオ

でした。

 

しかしお父さんたちは非常に熱心にそのビデオを見(たぶん)、

我が夫も「東大の先生が言うなら」などと無邪気にビデオを信じ、

ビデオに言われるがまま、その夜から早速わたしのおなかに大声で話しかけ始めました。

 

すっかり呆れましたが、この両教室の違いは大事なことを示唆しているかもしれません(大袈裟)

 

女は感情的、男は論理的?

 

よく、「女は感情的、男は論理的」なんて、まるで女がバカであるかのように言いますが、

男性は論理的というよりも、「論理的っぽい」ものが好きなだけな気がします。

 

男性に意見を伝えたいときは、

・(たとえエビデンスが低くても)論理的ふうに伝える

・(男子の大好きな、東大とかアメリカとかの)偉い先生が言っていた、と引用する

  

のが良いかもしれません。

 

良し悪しはさておき、少なくとも情に訴えるよりも、理屈で、現実的メリットをちらつかせるほうが彼らは動くでしょう。

 

そして「こいつは非論理的な人間」とナメられていたらそもそも聞いてくれないので、普段から一目置かれる存在であるよう、日々の修行(?)も必要かもしれません・・・